予約管理だけでなく、会計や顧客情報までまとめて管理したい。
そう考えて予約システムを探していると、候補に挙がりやすいのが「STORES予約」と「Square予約」です。
どちらも無料プランがあり、ネット予約やオンラインでの事前決済に対応しています。POSレジや店頭でのキャッシュレス決済とも連携できるため、公式サイトを軽く見ただけでは、違いが分かりにくいかもしれません。
似ているようで、得意分野は異なります。
予約管理を軸に、回数券・月謝、LINEからの予約受付まで広げたいならSTORES予約。予約とキャッシュレス決済、POSレジ、商品・在庫管理をまとめたいならSquare予約が候補です。
一人サロンや個人美容室の場合、月額料金だけで選んでしまうと、あとから「使いたかった機能が上位プランだった」と気づくことがあります。
スタッフ指名は使えるのか。
無断キャンセル料を請求できるのか。
LINEやInstagramから予約できるのか。
店販商品の在庫まで管理できるのか。
見るべきポイントは、月額料金の数字だけではありません。
この記事では、STORES予約とSquare予約の無料プラン、料金、決済手数料、スタッフ管理、顧客管理、POSレジ、回数券、LINE・Google・Instagram連携などを比較します。
自分のサロンに合うのはどちらか。日々の店舗運営を思い浮かべながら確認してみてください。
- STORES予約とSquare予約の違いを比較
- STORES予約とSquare予約はどんな店舗に向いている?
- 料金と無料プランを比較
- 予約管理とスタッフ管理を比較
- 顧客管理・カルテ機能を比較
- オンライン決済と店頭キャッシュレス決済を比較
- POSレジ・商品・在庫管理を比較
- 回数券・月謝を比較
- キャンセル料・無断キャンセル対策を比較
- LINE・Google・Instagram連携を比較
- 契約期間と解約のしやすさを比較
- 一人サロン・美容室・ネイルサロン別に比較
- STORES予約とSquare予約のデメリット・注意点
- STORES予約とSquare予約についてよくある質問
- まとめ|予約管理重視ならSTORES予約、決済・POS重視ならSquare予約
STORES予約とSquare予約の違いを比較
まずは、主な違いを一覧で確認します。
| 比較項目 | STORES予約 | Square予約 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 0円 |
| 無料プラン | あり | あり |
| 無料プランの予約件数 | 月50件 | 無制限 |
| 無料プランの主な制限 | 予約ページ2件、登録スタッフなし | 1店舗 |
| 有料プラン | 年契約表示で月額9,790円~ | 月額3,000円/店舗~ |
| 予約時のオンライン前払い | 4.9%+99円/件 | 3.6% |
| 店頭キャッシュレス決済 | STORES決済と連携 | Square決済と連携 |
| POSレジ | STORESレジと連携 | Square POSレジと連携 |
| 顧客メモ | 対応。対象プランは要確認 | 全プランで対応 |
| ファイル・画像管理 | 画像記録機能あり。対象プランは要確認 | ファイル添付に対応 |
| 回数券・月謝 | 販売、残数、有効期限管理に対応 | 回数券の決済には条件あり。管理方法は要確認 |
| LINE連携 | LINEミニアプリに対応。有料オプション | 標準の直接連携は公式情報で確認できず |
| Googleからの予約 | 対応 | 対応 |
| Instagramからの予約 | プロフィール等から予約ページへ誘導 | Instagram連携に対応 |
| キャンセル料の自動徴収 | 非対応 | 無連絡キャンセル対策に対応 |
| 契約期間 | 有料プランは年契約または最短3か月 | いつでも変更・解約可能と案内 |
| 向いている店舗 | 予約、回数券、月謝、LINEを重視する店舗 | 決済、POS、在庫、キャンセル対策を重視する店舗 |
大きな違いは、STORES予約が「予約を中心に顧客管理や継続利用の仕組みを整えたい店舗」に向いており、Square予約は「予約後の会計や商品管理まで一つにつなげたい店舗」に向いていることです。
どちらも無料から始められますが、無料プランの条件も同じではありません。
STORES予約は月50件まで。Square予約は、無料プランでも予約件数が無制限です。
開業直後で予約数が少ない一人サロンなら、どちらでも始めやすいでしょう。一方、月50件を超える可能性が高く、できるだけ固定費を抑えたい場合は、Square予約の無料プランが使いやすくなる可能性があります。
反対に、回数券・月謝やLINEからの予約受付を重視するなら、STORES予約を確認しておきたいところです。
STORES予約とSquare予約はどんな店舗に向いている?
STORES予約が向いている店舗
STORES予約は、まず予約管理を整え、必要に応じて顧客管理や回数券、LINE連携まで広げていきたいサロンに向いています。
特に相性がよいのは、次のような店舗です。
- 回数券や月謝を販売したい
- LINEから予約を受け付けたい
- Google検索やGoogleマップから予約につなげたい
- 予約履歴や顧客情報を管理したい
- 将来、STORESレジやSTORES決済も利用したい
- ネットショップと店舗の商品管理をつなげたい
エステ、整体院、スクール、定額制サロンなど、同じお客様が繰り返し通う業種では、回数券や月謝を予約システム内で管理できることが大きな強みになります。
紙の回数券を確認し、残り回数を手書きで修正し、有効期限も別に管理する。ひとつひとつは小さな作業ですが、積み重なると地味に重いものです。
予約だけで終わらず、継続利用まで仕組みにしたい店舗向け。
ただし、スタッフ指名やオプションメニューなど、サロンで使いたい機能の一部は上位プランが対象です。無料プランの印象だけで判断せず、必要な機能がどのプランに含まれるかまで確認してください。
Square予約が向いている店舗
Square予約は、予約と会計を別々に管理するのではなく、決済やPOSレジ、店販商品の在庫まで同じサービス群でまとめたい店舗に向いています。
特に次のような店舗と相性があります。
- キャッシュレス決済を導入したい
- Square POSレジを使いたい
- 店販商品や在庫を管理したい
- 予約時のオンライン前払いを利用したい
- InstagramやGoogleから予約を受けたい
- 無断キャンセル料を設定したい
- 顧客メモやファイル添付を無料プランから使いたい
美容室やネイルサロンでは、施術だけでなく、シャンプー、トリートメント、ネイルオイル、ホームケア用品などを販売することがあります。
予約は予約システム、会計は別のレジ、在庫は表計算ソフト。顧客情報は紙のカルテ。
使う道具が増えるほど、同じ情報を何度も入力する場面も増えていきます。
Square予約なら、予約、決済、POSレジ、商品・在庫を同じSquareの環境で扱いやすく、会計を含めた店舗運営全体を整理したい場合に向いています。
迷ったときの判断基準
まだ決めきれない場合は、次の質問から考えると候補を絞りやすくなります。
回数券や月謝を使いますか?
予約システム内で販売や残数、有効期限まで管理したいなら、STORES予約が比較しやすいでしょう。
LINEとInstagramのどちらを予約導線として重視しますか?
LINEからの予約を重視するならSTORES予約。Instagramとの連携を重視するならSquare予約が候補です。
予約件数は毎月50件を超えそうですか?
超える可能性が高く、無料プランを長く使いたい場合は、予約件数無制限のSquare予約が使いやすくなる可能性があります。
店販商品や在庫も管理しますか?
予約だけでなく、POSレジ、会計、在庫までまとめたいならSquare予約向きです。
無断キャンセル料をシステム上で請求したいですか?
その場合は、Square予約のプラスプラン以上を優先して確認しましょう。
料金と無料プランを比較
STORES予約の料金
STORES予約には、フリー、スモール、チーム、ビジネス、エンタープライズの予約単体プランがあります。
| プラン | 月額料金(税込・年契約表示) | 月間予約件数 | 予約ページ数 | 登録スタッフ数 |
|---|---|---|---|---|
| フリー | 0円 | 50件 | 2 | なし |
| スモール | 9,790円 | 200件 | 10 | なし |
| チーム | 19,690円 | 300件 | 10 | 3人 |
| ビジネス | 28,600円 | 2,000件 | 50 | 20人 |
| エンタープライズ | 66,000円 | 5,000件 | 100 | 無制限 |
有料プランの表示価格は、契約期間分を一括払いした場合の月額換算であり、複数月契約を選ぶ場合は、スモールが月額12,980円、チームが月額22,880円など、年契約表示よりも高くなります。
単月契約はできません。
有料プランは年契約、または最短3か月以上の複数月契約となり、月間予約件数を超えた場合は、50件ごとに1,078円で追加できます。
無料プランは月50件までなので、1日2~3件の予約が入るサロンでは、営業日数によっては上限へ届きます。
開業直後は十分でも、予約が増えてくると有料プランが必要になる。先に見ておきたいところです。
STORES予約のプランごとの違いについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
月額3,300円のSTORESスタンダードプランとは
STORESには、予約単体プランとは別に、月額3,300円の「STORESスタンダードプラン」があります。
名前が似ているため、少し注意が必要です。
STORESスタンダードプランでは、STORES予約だけでなく、STORESレジ、STORES決済、STORESネットショップなど、複数のサービスをまとめて利用できます。
ただし、予約機能について適用されるのは、予約単体のスモールプランやチームプランではありません。
スタンダードプラン加入者限定の「スタータープラン」です。
スタータープランの主な条件は次のとおりです。
- 月間予約数50件
- 公開予約ページ2件
- 超過時は50件ごとに1,078円
- 事前決済に対応
- 回数券・月謝の販売に対応
- Googleで予約に対応
スタッフ指名、複数スタッフ登録、オプションメニュー、LINEミニアプリなどがスタータープランに含まれるとは、今回確認した公式情報では明記されていません。
つまり、月額3,300円を払えばSTORES予約の有料機能をすべて使える、というプランではありません。
月50件以内で、予約、POSレジ、キャッシュレス決済、ネットショップをまとめたい一人サロンには魅力があります。一方、スタッフ指名や細かい予約設定が必要な店舗では、予約単体の上位プランを確認する必要があります。
Square予約の料金
Square予約の料金は、フリー、プラス、プレミアムの3プランです。
| プラン | 月額料金 | 主な対象 |
|---|---|---|
| フリー | 0円 | 1店舗で基本機能を使いたい店舗 |
| プラス | 3,000円/店舗 | 複数スタッフ予約、Googleカレンダー同期、無断キャンセル対策を使いたい店舗 |
| プレミアム | 8,000円/店舗 | 勤怠、歩合給、リソース管理まで使いたい店舗 |
フリープランは1つのSquareアカウントにつき1店舗ですが、予約件数と顧客登録数には上限がないと公式記事で案内されており、スタッフアカウント数にも上限がありません。
ただし、スタッフを何人でも登録できることと、高度なスタッフ管理を無料で使えることは別です。
複数スタッフを対象とした予約、Googleカレンダー同期、無連絡キャンセル対策などはプラス以上となり、勤怠管理、歩合給、設備や部屋などのリソース管理まで必要な場合はプレミアムを確認します。
有料プランは、いつでも変更・解約できると公式料金ページで案内されています。
最低契約期間のあるSTORES予約と比べると、有料機能を短期間試しやすい料金体系です。
無料プランではSquare予約の機能範囲が広い
無料プランだけで比べると、Square予約のほうが利用できる範囲は広めです。
STORES予約の無料プランは月50件、予約ページ2件までですが、Square予約は1店舗という制限がある一方、予約件数と顧客登録数は無制限です。
顧客プロフィール、顧客メモ、予約・売上履歴、ファイル添付、商品登録、在庫数、在庫少アラートなども、無料プランから利用できます。
一人サロンで、まず費用をかけずに予約、顧客情報、会計、在庫を整えたい場合は、Square予約が候補になりやすいでしょう。
ただし、回数券、月謝、LINE予約を重視する場合はSTORES予約に強みがあります。
無料だから選ぶのではなく、無料で何ができるかを見るのがポイントです。
予約管理とスタッフ管理を比較
一人サロンの予約管理
一人サロンでは、複雑なスタッフ管理よりも、営業時間外に予約を受け付けられること、予約変更やキャンセルを管理できること、自分の予定を予約枠から外せることなど、日常的に使う基本機能のほうが重要です。
STORES予約とSquare予約は、どちらも24時間のネット予約やスマートフォンでの予約管理に対応しています。
開業直後で月50件以内なら、STORES予約の無料プランでも十分に運用できる可能性があります。一方、今後予約数が増える見込みがあり、無料で長く使いたいなら、予約件数に上限のないSquare予約が有利です。
一人で運営していると、施術中の電話に出られないこともあります。
閉店後にLINEやDMへ返信する日もあるでしょう。
予約システムを入れる意味は、単にネットから予約を受け付けることではありません。
施術に集中できる時間を守ることです。
スタッフ指名・複数スタッフ管理
複数スタッフで運営する美容室では、月額料金だけでなく、スタッフ指名や勤務管理がどのプランに含まれるかまで確認する必要があります。
STORES予約では、スタッフ指名予約と複数スタッフ登録はチームプラン以上であり、チームプランは年契約からで月額19,690円、登録スタッフ数は3人です。
施術後の休憩時間やオプションメニューもチームプラン以上となるため、スタッフ型の美容室やネイルサロンでは、無料プランやスモールプランでは必要な予約設計ができない場合があります。
Square予約は、無料プランでもスタッフアカウント数に上限がありませんが、複数スタッフを対象とした予約はプラス以上です。
勤怠管理、スケジュール管理、歩合給、設備や部屋のリソース管理まで必要なら、プレミアムを確認します。
スタッフ数だけを見るとSquare予約が低コストに見えます。ただし、実際に使いたい予約方法や勤務管理まで含めると、必要なプランは変わります。
オプションメニューと施術時間
ネイルサロンや美容室では、同じ基本メニューでも所要時間が変わることがあります。
ネイルオフ
長さ出し
追加アート
トリートメントやヘッドスパ
予約時に追加メニューを選んでもらえれば、店舗側で施術時間を計算し直す手間を減らせます。
STORES予約では、所要時間の自由入力はスモールプラン以上であり、オプションメニューと施術後の休憩時間設定はチームプラン以上です。
ネイルサロンで、オフや追加アートを予約時に選んでもらいたい場合、無料プランやスモールプランだけでは足りない可能性があります。
Square予約も複数サービスの予約に対応していますが、自店で想定しているメニューの組み合わせや所要時間設定ができるかは、無料プランの管理画面や公式サポートで確認するのが確実です。
顧客管理・カルテ機能を比較
STORES予約の顧客管理
STORES予約では、顧客情報、予約履歴・来店履歴、顧客カルテ、顧客情報の一括登録、予約・顧客情報のCSV出力などに対応しています。
予約ごとのメモや画像を記録する機能も案内されているため、施術内容やお客様の好みを残す用途にも使えます。
しかし、メモ・画像記録については、公開情報からは対象プランがわかりませんでしたので、写真カルテとして使いたい場合は、契約前に利用できるプランを公式サイトやサポートで確認してください。
Square予約の顧客管理
Square予約では、全プランで顧客プロフィール、顧客グループ、顧客メモ・申し送り、予約・売上履歴、顧客情報のインポート、文書やファイルの添付を利用できます。
予約履歴だけでなく会計履歴も同じ顧客情報にまとめられるため、来店回数や購入商品まで含めて確認しやすい点が特徴です。
無料プランからファイルを添付できるため、カウンセリング資料や施術関連データを残す用途も考えられます。
ただし、美容カルテ専用システムのような写真比較画面や施術記録テンプレートが用意されているとは限りません。
簡易カルテとしてどこまで使いやすいか。実際の画面で確認してみてください。
写真カルテとして使える?
両サービスとも、顧客情報へメモや施術関連の記録を残すことはできますが、ネイル、エステ、アイラッシュなどで写真カルテを重視する場合、単に画像やファイルを保存できるだけでは不十分なことがあります。
過去写真を時系列で見られるか
スマートフォンから簡単に登録できるか
部位や施術メニューごとに整理できるか
スタッフごとに閲覧権限を設定できるか
などなど、料金表だけでは分かりにくい部分です
写真カルテを重視する店舗では、無料プランやデモ画面で実際の操作を確認してください。
オンライン決済と店頭キャッシュレス決済を比較
予約時のオンライン前払い手数料
予約時のオンライン前払い手数料は、Square予約のほうが低く設定されています。
- STORES予約:4.9%+99円/件
- Square予約:3.6%
たとえば、3,000円のメニューを事前決済した場合、単純計算ではSTORES予約が約246円、Square予約が約108円です。
STORES予約は4.9%の料率に加えて99円の固定手数料がかかるため、客単価が低いメニューほど固定部分の影響が大きくなります。
1件では小さな差に見えても、毎月何十件と積み重なると無視しにくい金額です。
オンライン前払いを積極的に利用する店舗では、Square予約が有利でしょう。
店頭キャッシュレス決済
店頭でのキャッシュレス決済は、予約時のオンライン前払いとは別に考えます。
STORES予約はSTORES決済、Square予約はSquare決済と組み合わせる仕組みです。
STORESのスタンダードプランでは、対面クレジットカード決済手数料1.98%~と案内されていますが、適用条件や対象ブランドがあるため、すべての店舗・決済で一律1.98%になるわけではありません。
Squareの対面決済は2.5%~であり、こちらも年間キャッシュレス決済額3,000万円未満、対象カードブランドなどの条件があります。条件外では3.25%~など、異なる手数料が適用されます。
数字だけを見るとSTORESが低く見えますが、月額料金、端末代、対応する決済方法、適用条件まで含めなければ、店舗全体の費用は判断できません。
月額料金と決済手数料は分けて考える
予約システムの費用を比べるときは、次の3つに分けると整理しやすくなります。
- 予約システムの月額料金
- 予約時のオンライン前払い手数料
- 店頭キャッシュレス決済の手数料と端末費用
「月額無料だから安い」「決済手数料が低いからお得」と、それぞれの数字だけで判断すると、実際の負担とずれることがあります。
月間予約数、客単価、前払いを使う割合、店頭でのキャッシュレス決済額など
自店の数字に置き換えて考えましょう。
POSレジ・商品・在庫管理を比較
STORES予約とSTORESレジ・決済の連携
STORES予約は、STORESレジやSTORES決済と連携できます。
公式情報では、顧客氏名、予約メニュー、金額、担当スタッフなどの予約情報をPOSレジ側へ反映できると案内されており、会計時に同じ内容を入力し直す手間を減らせます。
STORESレジでは、商品・カテゴリ別の売上分析、バーコードスキャン、在庫更新、ネットショップと店舗在庫の共有などにも対応しています。
ただし、商品・在庫管理はSTORES予約単体の機能ではありません。
予約、POSレジ、店頭決済はそれぞれ役割が異なり、連携して使うサービスです。
Square予約とSquare POSレジの連携
Square予約は、Square POSレジやSquare決済と同じSquareアカウントで扱いやすく、無料プランでも商品登録数無制限、商品検索、バーコード読み取り、在庫数、在庫少アラート、商品カテゴリ、売上レポートなどが案内されています。
美容室でヘアケア商品を販売する。
ネイルサロンでオイルやケア用品を扱う。
エステでホームケア商品を提案する。
など、施術予約だけでなく、会計と在庫がつながると、売れた商品を別の表へ入力する作業が減ります。
予約、会計、在庫。店舗の裏側をまとめやすいのがSquareの強みです。
POSレジまでまとめたいならどっち?
STORES予約とSquare予約は、どちらもPOSレジや店頭決済と連携できます。
STORESが向いているのは、STORESネットショップやSTORES決済を含め、STORESのサービス群にまとめたい店舗、
Squareが向いているのは、無料の予約・POSを基礎に、店頭決済、商品、在庫、売上管理まで低コストでまとめたい店舗です。
特に月50件を超える予約が見込まれる場合は、STORESスタンダードプランの予約件数上限に注意が必要です。
固定費を抑えながら、予約とPOSをまとめたい一人サロンでは、Square予約が候補になりやすいでしょう。
回数券・月謝を比較
STORES予約では、回数券や月謝の販売に加えて、購入履歴、残数、有効期限の管理に対応しています。
紙の回数券を手作業で確認する必要が減るため、整体院、エステ、スクール、定額制サロンなどでは使いやすい機能です。
STORESスタンダードプランのスタータープランでも、回数券・月謝の販売が案内されています。
Squareでは、回数券や数か月にわたるサービスのカード決済について、業種、金額、契約期間、カードブランドによる条件があります。
一方、回数券の残数や有効期限をSquare予約内でどのように管理できるかについては、今回の記事執筆にあたり確認した公式情報だけでは明確に判断できませんでした。
回数券を重要な比較条件にするなら、STORES予約のほうが機能を判断しやすいでしょう。
Squareでの回数券運用を検討する場合は、販売条件や管理方法を公式サポートへ確認してください。
キャンセル料・無断キャンセル対策を比較
STORES予約のキャンセル対策
STORES予約では、予約時の事前決済、予約変更・キャンセル期限の設定、キャンセルポリシーの表示、特定顧客の予約受付停止などに対応しています。
ただし、キャンセル料をシステム上で自動徴収する機能はありません。
キャンセル料が発生した場合は、予約者と店舗が個別にやり取りし、支払い方法を案内する必要があります。
そのため、STORES予約で無断キャンセル対策をする場合は、事前決済を利用する、キャンセル期限やポリシーを目立つ場所に表示するといった運用が中心になります。
Square予約のキャンセル対策
Square予約では、予約時の前払い、カード情報の保存、キャンセルポリシーの設定、無連絡キャンセル手数料、保存済みカードへの請求などが案内されています。
無連絡キャンセル防止対策はプラス以上です。
保存済みカード、手入力決済、無連絡キャンセル手数料には3.75%の決済手数料がかかります。
顧客からの同意取得、自動請求か手動請求か、返金時の扱いなど、細かい運用条件は公式ヘルプで要確認です。
無断キャンセル料を請求したいならSquare予約
キャンセル期限を設定するだけでなく、キャンセル料を実際に請求したい場合は、Square予約が比較しやすいでしょう。
一人サロンでは、1件の無断キャンセルが半日分の売上に影響することもあります。
急に空いた枠へ、別のお客様を入れるのは簡単ではありません。
小さなサロンほど重い、ひとつの空白。
無断キャンセル対策を重視するなら、プラスプランの月額料金も含めてSquare予約を検討する価値があります。
LINE・Google・Instagram連携を比較
LINE予約を使いたいならSTORES予約
STORES予約はLINEミニアプリに対応しており、LINEからの予約受付や来店前日のリマインドなどに利用できます。
利用条件はスモールプラン以上で、月額4,400円のオプション料金が必要です。
無料プランやSTORESスタンダードのスタータープランへ標準で含まれる機能ではありません。
すでにLINE公式アカウントでお客様とつながっており、問い合わせだけでなく予約もLINEへ集約したい店舗には魅力があります。
Square予約では、LINE公式アカウントとの標準的な直接連携ができるかどうか公式ページを確認してみましたが判断できませんでした。
LINE予約を重視する場合は、STORES予約のほうが選びやすいでしょう。
Googleからの予約は両社に対応
STORES予約とSquare予約は、どちらもGoogle検索やGoogleマップから予約へつなげる機能に対応しています。
ただし、Googleビジネスプロフィールなど、所定の利用条件があります。
また、「Googleで予約」と「Googleカレンダー連携」は別機能です。
Googleで予約は、検索結果やGoogleマップから予約ページへ案内する機能、
Googleカレンダー連携は、個人や店舗の予定と予約情報を同期する機能です。
Square予約では、Googleからの予約連携は全プランで利用できますが、Googleカレンダー同期はプラス以上です。
STORES予約のGoogleカレンダー連携についても、利用したいプランの対象機能を公式サイトでご確認ください。
Instagramからの予約はどちらでも可能
STORES予約では、作成した予約ページのURLをInstagramのプロフィールへ掲載したり、ストーリーズのリンクスタンプから案内したりできます。
Instagramの投稿やリールを見たお客様を、プロフィールやストーリーズ経由で予約ページへ誘導する方法です。
ただし、Instagram上の専用予約ボタンとの直接連携については、Instagram側が対応する予約サービスや設定条件を確認する必要があります。
Square予約はInstagram連携を全プランで案内しており、Instagramの「今すぐ予約」ボタンなど、SNSから予約へつなげたい店舗では分かりやすい選択肢です。
ネイルサロンやアイラッシュサロンのように、写真や動画をきっかけに予約するお客様が多い業種では、Instagramの導線は軽視できません。
投稿を見て興味を持った瞬間、その熱が冷める前に、予約まで進める仕組みです。
契約期間と解約のしやすさを比較
STORES予約は有料プランの契約期間に注意
STORES予約の有料プランは、年契約または最短3か月以上の複数月契約であり、単月契約はできません。
契約は自動更新と案内されており、途中解約では残りの契約期間に関する費用が発生する場合があります。
長期契約をする前に、無料プランで予約ページや管理画面を確認しておくほうが安全です。
特にスタッフ指名やオプションメニューを使うためにチームプランへ上げる場合、月額負担も小さくありません。
必要な機能が含まれているか。契約期間は許容できるか。
申込み前に確認しましょう。
Square予約はプラン変更・解約がしやすい
Square予約は、いつでもプラン変更・解約が可能と案内されており、有料プランは店舗単位で課金されます。
無料プランから始め、Googleカレンダー同期や無断キャンセル対策が必要になった段階でプラスへ変更し、勤怠や歩合給まで必要になればプレミアムを検討する流れです。
ただし、解約時の返金や請求締めなど、細かい条件については申込画面や利用規約など要確認です。
短期間で試すならSquare予約が始めやすい
有料機能を数か月試したい場合は、契約期間の面でSquare予約のほうが始めやすいでしょう。
STORES予約にも無料プランはありますが、有料プランへ変更すると最低契約期間があります。
どちらを選ぶ場合も、最初から上位プランへ入る必要はありません。
→まず無料で予約ページを作ってみる。
→スマートフォンで操作する。
→自分がお客様になったつもりで予約する。
と小さく試してみるのが現実的です。
一人サロン・美容室・ネイルサロン別に比較
一人サロンにはどっち?
一人サロンでは、予約対応、施術、会計、SNS、掃除まで一人で行います。
管理するサービスが増えるほど、同じ情報を何度も入力する場面が増え、その小さな手間が毎日の営業時間を少しずつ削っていきます。
STORES予約が向いているのは、回数券・月謝、LINE予約、Googleからの予約を重視する店舗です。
月50件以内で、STORESレジ、決済、ネットショップまでまとめたい場合は、STORESスタンダードプランも候補になります。
Square予約が向いているのは、予約、POSレジ、キャッシュレス決済、商品・在庫を低コストでまとめたい店舗です。
無料プランの予約件数が無制限なので、予約数が増えても、基本機能を月額0円で使い続けやすい点も魅力でしょう。
→予約と継続課金を重視するならSTORES予約
→予約と会計を重視するならSquare予約
こう分けて考えると判断しやすいです。
一人サロンにおすすめの予約システム4選を解説した記事はこちら
美容室にはどっち?
美容室では、スタッフ指名、店販商品、キャッシュレス決済、歩合給なども比較対象になります。
STORES予約では、スタッフ指名予約と複数スタッフ登録がチームプラン以上であり、LINE予約、回数券・月謝、Googleからの予約、STORESサービス群との連携を重視する美容室に向いています。
Square予約は、店頭会計、店販在庫、複数スタッフ予約、無断キャンセル対策、勤怠・歩合給まで広げやすい点が強みです。
複数スタッフ型の美容室では、Square予約のプラスまたはプレミアムが候補になりやすいでしょう。
ただし、勤怠や歩合給まで使う場合はプレミアムが必要です。
スタッフが何人いるかだけでなく、何を管理したいのかまで一覧にして比較してください。
ネイルサロンにはどっち?
ネイルサロンでは、Instagram、オプションメニュー、施術時間、写真カルテ、無断キャンセル対策などが重要です。
STORES予約では、オプションメニュー、所要時間の自由入力、施術後の休憩時間などを設定できますが、オプションメニューや施術後の休憩時間はチームプラン以上です。
LINE予約、回数券、月謝を使いたいネイルサロンには向いています。
Square予約は、Instagramからの予約導線、オンライン前払い、無連絡キャンセル手数料、顧客メモ、ファイル添付、店販商品の在庫管理に強みがあります。
無断キャンセルの影響が大きく、Instagram集客を重視するネイルサロンでは、Square予約が候補になりやすいでしょう。
写真カルテとしての使いやすさは、どちらも実際の管理画面で確認するのが確実です。
STORES予約とSquare予約のデメリット・注意点
STORES予約の注意点
STORES予約には、次の注意点があります。
- 無料プランは月50件、予約ページ2件まで
- 有料プランは単月契約できない
- 事前決済は4.9%+99円
- スタッフ指名とオプションメニューはチームプラン以上
- LINEミニアプリは別途月額4,400円
- キャンセル料の自動徴収に対応していない
- スタンダードプランは予約単体の上位プランと同等ではない
- 一部機能の対象プランが分かりにくい
多機能ではありますが、必要な機能によって月額料金が大きく変わります。
無料プランの使いやすさだけで決めず、実際に利用する機能の対象プランまで確認しましょう。
Square予約の注意点
Square予約には、次の注意点があります。
- 無料プランは1店舗
- Googleカレンダー同期はプラス以上
- 複数スタッフを対象にした予約はプラス以上
- 無連絡キャンセル対策はプラス以上
- 勤怠、歩合給、リソース管理はプレミアム
- LINEの標準的な直接連携は公式情報で確認できない
- 回数券の管理方法が分かりにくい
- 対面決済2.5%~には適用条件がある
- 予約だけを使いたい店舗には機能が広く感じられる場合がある
Square予約は無料プランの機能が広い一方、キャンセル対策や高度なスタッフ管理には有料プランが必要です。
予約件数無制限という一点だけではなく、店舗で必要な運用まで確認してください。
STORES予約とSquare予約についてよくある質問
STORES予約とSquare予約はどちらも無料で使えますか?
どちらも無料プランがあります。
STORES予約は月50件、予約ページ2件までですが、Square予約は1店舗限定である一方、予約件数と顧客登録数は無制限と案内されています。
一人サロンにはどちらがおすすめですか?
回数券・月謝、LINE予約を重視するならSTORES予約が候補です。
予約、キャッシュレス決済、POSレジ、在庫までまとめたいならSquare予約が向いています。
美容室でスタッフ指名予約を使うならどちらですか?
STORES予約のスタッフ指名予約はチームプラン以上です。
Square予約はスタッフアカウント数に上限がありませんが、複数スタッフを対象とした予約はプラス以上です。
勤怠、歩合給、設備管理まで必要かによって、適したプランが変わります。
回数券を管理できるのはどちらですか?
STORES予約は、回数券の販売、残数、有効期限管理に対応しています。
Squareでは回数券のカード決済に一定の条件がありますが、残数や有効期限をSquare予約内でどのように管理できるかは、公式サポートへの確認が必要です。
LINE予約に対応しているのはどちらですか?
STORES予約は、スモールプラン以上と月額4,400円のオプション料金でLINEミニアプリを利用できます。
Square予約では、LINE公式アカウントとの標準的な直接連携を、今回確認した公式情報では確認できませんでした。
Instagramから予約できますか?
どちらもInstagramから予約ページへ案内できます。
STORES予約は、予約ページURLをInstagramプロフィールやストーリーズへ設置する方法です。
Square予約は、Instagram連携を全プランで案内しています。
事前決済手数料が安いのはどちらですか?
予約時のオンライン前払いは、STORES予約が4.9%+99円、Square予約が3.6%です。
オンライン前払いを多く使う店舗では、Square予約のほうが手数料を抑えやすいでしょう。
無断キャンセル料を請求できるのはどちらですか?
Square予約は、プラス以上で無連絡キャンセル防止対策に対応しています。
STORES予約はキャンセル料をシステム上で自動徴収できないため、必要な場合は予約者と個別に対応します。
POSレジを使わず予約機能だけでも利用できますか?
どちらも予約機能だけで利用できます。
STORES予約とSTORESレジ、Square予約とSquare POSレジは連携できますが、必ずすべてを同時に導入する必要はありません。
有料プランは途中で解約できますか?
Square予約は、いつでもプラン変更・解約可能と案内されています。
STORES予約の有料プランは、年契約または最短3か月以上の契約です。途中解約や残期間分の扱いについては、必ず契約前に最新の公式条件をご確認ください。
まとめ|予約管理重視ならSTORES予約、決済・POS重視ならSquare予約
STORES予約とSquare予約は、どちらも無料から始められる予約システムですが、店舗運営のどの部分を中心に整えたいかによって、向いているサービスが変わります。
予約管理を軸に、回数券、月謝、LINE連携まで広げたいならSTORES予約。
予約、キャッシュレス決済、POSレジ、商品・在庫管理までまとめたいならSquare予約。
無断キャンセル料の請求や、予約時のオンライン前払い手数料を重視する場合もSquare予約が候補です。
一方、整体院やエステなどで、回数券の残数や有効期限を予約システム内で管理したい場合は、STORES予約のほうが判断しやすいでしょう。
迷ったときは、次の基準で考えてみてください。
- 回数券・月謝・LINEを重視→STORES予約
- POS・決済・在庫・Instagramを重視→Square予約
- 月50件以内でSTORESのサービス群をまとめたい→STORESスタンダードプラン
- 無料で予約件数を気にせず使いたい→Square予約
- キャンセル料をシステムで請求したい→Square予約
どちらか一方が、すべてのサロンにとって優れているわけではありません。
必要な機能が違えば、選ぶ答えも変わります。
まずは無料プランで予約ページを作り、自分とお客様の両方の目線で操作してみる。
施術に集中できる時間を守るために。
会計や予約確認に追われる時間を、少しずつ減らすために。
自分のサロンに合う仕組みを選んでみてください。

コメント