個人サロンを一人や少人数で運営していると、施術や接客だけでなく、会計、売上集計、店販商品の在庫管理まで自分で担うことになります。
営業後に伝票をまとめたり、現金とキャッシュレス決済の金額を照らし合わせたり。ひとつひとつは短い作業でも、毎日続けば負担は小さくありません。
Airレジは、初期費用・月額費用・サポート費用0円で使えるPOSレジアプリです。基本的なレジ機能を使うために、有料プランへ切り替える必要もありません。
ただし、「Airレジが無料=お店のレジ環境をすべて0円で整えられる」という意味ではありません。iPhone・iPad、レシートプリンターなどの周辺機器を新しく用意する場合は別途費用がかかり、Airペイでキャッシュレス決済を受け付ければ決済手数料も発生します。
料金の仕組みをここで分けて考えておくと、導入後に「思っていたより費用がかかった」というズレを防ぎやすくなります。
- Airレジの初期費用:0円
- Airレジの月額費用:0円
- Airレジのサポート費用:0円
- 基本的なPOSレジ機能:0円
- iPhone・iPadや周辺機器:必要に応じて別途
- Airペイのキャッシュレス決済:決済手数料が発生
この記事では、Airレジが個人サロンに向いているかを、料金、顧客管理、スタッフ別売上、店販在庫、Airペイの決済手数料、Airリザーブとの連携まで含めて整理します。
月額費用をかけずに会計・売上管理を始めたい個人サロンは、まずAirレジで使える機能と必要な機器を確認してみましょう。
※料金・機能は2026年10月12日時点の公式情報をもとにしています。
- Airレジの料金は?月額・初期費用・サポート費用0円
- Airレジは個人サロンに向いている?
- Airレジ・Airペイ・Airリザーブの違い
- Airレジで個人サロンが使える主な機能
- Airレジの顧客管理はカルテ代わりになる?
- Airレジでスタッフ別売上は管理できる?
- Airレジの在庫管理は店販にも使える
- iPhone・iPad・パソコンでできることの違い
- Airペイの決済手数料と対応決済
- AirレジとAirリザーブはどこまで連携できる?
- Airレジのデメリット・導入前に知っておきたい点
- AirレジとSquare・STORES・スマレジの違い
- Airレジが向いているサロン・ほかのサービスが向いているサロン
- Airレジについてよくある質問
- まとめ|月額・初期費用0円で会計を始めたい個人サロンに向く
Airレジの料金は?月額・初期費用・サポート費用0円
Airレジは、POSレジアプリそのものに初期費用や月額利用料がかかりません。
| 項目 | Airレジの費用 |
|---|---|
| 初期費用 | 0円 |
| 月額費用 | 0円 |
| サポート費用 | 0円 |
| 基本的なレジ機能 | 0円 |
| iPhone・iPad | 所有していなければ別途 |
| レシートプリンター等 | 必要に応じて別途 |
| Airペイ | 月額固定費0円。決済時に手数料が発生 |
注文入力、会計、商品管理、売上分析、顧客管理、在庫管理など、Airレジの基本的なPOSレジ機能を使うために月額料金が発生するわけではありません。
開業直後の一人サロンや、まずは紙・電卓からPOSレジへ切り替えたい店舗にとって、この固定費の低さは使いやすいポイントです。
iPhone・iPadや周辺機器の費用は別途かかる
Airレジを使うには、対応するiPhoneまたはiPadとインターネット環境が必要です。
すでに対応端末を持っていれば、その端末を利用できる場合があります。一方、店舗用に新しくiPadを購入したり、紙のレシートを出すためにプリンターを用意したりする場合は、その費用まで含めて考えておきましょう。
店舗の運用によっては、次のような機器を追加します。
- iPhone・iPad
- レシートプリンター
- キャッシュドロア
- バーコードリーダー
- Airペイ用カードリーダー
一人サロンで現金をほとんど扱わず、電子レシート中心で運用するなら、最初からすべての周辺機器をそろえる必要はありません。
Airペイを使うと決済手数料が発生する
Airレジは会計金額を計算・記録するPOSレジです。クレジットカード、電子マネー、QRコード決済を受け付けたい場合は、Airペイなどのキャッシュレス決済サービスを組み合わせます。
Airペイは月額固定費と振込手数料が0円ですが、実際にキャッシュレス決済を受け付けた金額に応じて決済手数料がかかります。
Airレジ本体の料金と、Airペイの決済手数料は別に考えるのがポイントです。
Airレジは途中から有料になる?
Airレジの基本的なPOSレジ機能について、「無料期間が終わったら自動的に月額有料プランになる」という仕組みではありません。
一方、AirブランドにはAirペイ、Airリザーブ、Airシフト、Airレジ オーダーなど別のサービスがあります。それぞれ料金体系が異なるため、Airレジと一緒に使うサービスまで全部無料とは限りません。
「Airレジは無料」「関連サービスはそれぞれ別料金」と分けて理解しておけば迷いにくいでしょう。
Airレジは個人サロンに向いている?
Airレジは、毎月のPOSレジ固定費を抑えながら、会計・売上・顧客・店販在庫を管理したい個人サロンと相性のよいサービスです。
施術メニューと店販商品を登録し、会計内容を売上データとして残せます。Airペイを連携すれば、Airレジで計算した金額をキャッシュレス決済側へ引き継げるため、同じ金額をもう一度入力する手間も減らせます。
Airレジが向いている個人サロン
- POSレジの月額固定費をかけたくない
- iPhoneまたはiPadで会計したい
- Airペイでキャッシュレス決済を導入したい
- 施術売上と店販売上を分けて管理したい
- 顧客情報と会計履歴を残したい
- シャンプーや化粧品などの在庫を管理したい
- 予約システムとPOSレジを分けて選んでも問題ない
- 複雑な機能より、日常の会計をシンプルにしたい
開業直後や一人で運営しているサロンでは、毎月固定で出ていくコストはできるだけ小さくしたいものです。
Airレジなら、まず会計と売上管理を整え、必要になったタイミングでAirペイや周辺サービスを追加できます。
ほかのサービスも比べたいサロン
次のような使い方を重視する場合は、Airレジだけで決めず、Square、STORES、スマレジなども比較したほうが選びやすくなります。
- 予約内容をそのまま会計へ引き継ぎたい
- 予約・会計・決済をできるだけ同じサービスでまとめたい
- 施術写真や問診票を含む美容カルテが必要
- 回数券や月謝の残数まで管理したい
- 予約、勤怠、歩合をまとめて管理したい
- 仕入先、発注、ロット、使用期限まで細かく管理したい
- 複数の予約媒体を一元管理したい
POSレジ全体から選び直したい方は、個人サロンにおすすめのPOSレジ4選も参考にしてください。
Airレジ・Airペイ・Airリザーブの違い
Airブランドには名前の似たサービスがありますが、それぞれ役割が違います。
| サービス | 主な役割 | 個人サロンでの用途 |
|---|---|---|
| Airレジ | POSレジ | 施術・店販の会計、売上、顧客、在庫管理 |
| Airペイ | 店頭キャッシュレス決済・オンライン決済 | 店頭ではカード・電子マネー・QRコード決済、オンラインではカードの都度決済・定期決済 |
| Airペイ タッチ | iPhoneによるタッチ決済 | 対応iPhoneで対象カードのタッチ決済 |
| Airリザーブ | 予約システム | ネット予約、予約管理、オンライン決済 |
| Airメイト | 売上・経営分析 | 売上や担当者別実績などの分析 |
| Airシフト | シフト・勤怠管理 | スタッフのシフト・勤怠管理 |
Airレジ単体ではキャッシュレス決済を受け付けられない
Airレジは、施術メニューや商品を登録し、会計金額を計算して売上を記録するPOSレジです。
カード、電子マネー、QRコードで支払いを受けたい場合は、Airペイなどの決済サービスが必要です。
AirレジとAirペイを連携すると、Airレジで計算した会計金額をAirペイへ反映できます。会計金額の二度打ちを減らせるため、忙しい施術後の入力ミス対策にもなります。
Airペイ自体の料金、カードリーダー、Airペイ タッチ、対応決済、申し込み方法まで知りたい方は、Airペイの総合解説で詳しく紹介しています。
AirIDが共通でも予約情報まですべて一つになるわけではない
AirレジとAirリザーブでは顧客情報を共有できますが、予約日時、予約メニュー、担当者、料金などがそのままAirレジの会計画面へ自動反映される仕組みではありません。
Airリザーブで予約を確認し、来店時にAirレジ側で施術メニューを選んで会計する流れになります。
「同じAirブランドだから予約から会計まで完全に一体化している」と考えないようにしましょう。
Airレジで個人サロンが使える主な機能
Airレジでは、日常の会計だけでなく、売上、商品、顧客、在庫なども管理できます。
施術メニューと店販商品を分けて会計できる
カット、カラー、ネイル、施術コースなどのサービスと、シャンプーや化粧品などの店販商品を登録できます。
会計時に該当するメニューや商品を選ぶため、施術売上と店販売上を後から確認しやすくなります。
日別・商品別・決済方法別に売上を確認できる
毎日の会計データがAirレジに残るため、紙の伝票を集計するより売上を把握しやすくなります。
「今月は施術と店販のどちらが伸びているか」「カード決済がどの程度増えているか」といった店舗運営の振り返りにも使えます。
レシート・領収書・インボイスにも対応
対応するレシートプリンターを用意すれば、紙のレシートや領収書を発行できます。
適格請求書発行事業者の登録番号や税率設定にも対応しているため、必要な店舗は事前に設定を確認しておきましょう。
Airレジの顧客管理はカルテ代わりになる?
Airレジでは、顧客の基本情報やメモ、顧客に紐付いた会計履歴を管理できます。
ただし、美容室やエステ、ネイルサロン向けの専用電子カルテと同じものではありません。
顧客メモと会計履歴を接客に活用できる
氏名、電話番号などの基本情報に加えて、お客様メモを残せます。
過去の会計履歴も確認できるため、「前回来店時に何を購入したか」「どの施術メニューを会計したか」を接客時の参考にできます。
写真や問診票まで管理するなら専用カルテも比較
施術前後の写真、問診票、同意書などを顧客単位で蓄積したい場合は、サロン専用カルテや予約システムの顧客管理機能も比較しましょう。
Airレジの顧客メモを「簡易的な接客メモ」として使うのか、本格的な美容カルテが必要なのかで選び方が変わります。
顧客情報の一括登録には対応
既存の顧客情報を登録する際は、パソコンのバックオフィスから一括登録できる機能があります。
一方、顧客名簿そのものをCSVで自由にダウンロードする用途には制限があります。将来的なデータ移行を重視する場合は、この点も確認しておきましょう。
Airレジでスタッフ別売上は管理できる?
スタッフが複数いるサロンでは、「誰が担当した売上なのか」を確認したい場面があります。
会計時に担当者を選択する
Airレジでは、会計時にレジ担当者を設定できます。
スタッフ別に売上を確認したい場合は、担当者を選ぶ操作を会計手順の一部として定着させておくことが重要です。
Airメイトで担当者別売上などを分析
Airメイトと組み合わせることで、Airレジに蓄積された売上データを店舗運営の分析へ活用できます。
スタッフが増えたときに、「店舗全体の売上だけでなく担当者ごとの実績も見たい」という段階へ進んだ場合に役立ちます。
複雑な歩合計算には専用機能が必要
Airレジは担当者別売上を確認できますが、美容業界特有の複雑な歩合や給与計算までを自動で処理する専用システムではありません。
指名売上、店販売上、施術メニューごとに異なる歩合率まで細かく管理したい店舗は、高機能POSやサロン管理システムも比較しましょう。
Airレジの在庫管理は店販にも使える
シャンプー、トリートメント、化粧品、ネイルケア用品などを販売しているサロンでは、Airレジの在庫管理も利用できます。
入荷・返品・棚卸しまで管理できる
Airレジでは、商品ごとの在庫数管理、会計時の在庫減算、入荷、返品、在庫調整、棚卸しなどが可能です。
店販売上と現在庫を同じシステムで追えるため、紙の在庫表へ会計後に転記する手間を減らせます。
バーコードを使った会計や棚卸しにも対応
商品にバーコードを設定しておけば、対応機器や端末のカメラを使った読み取りも利用できます。
店販商品の種類が増えてきた店舗では、商品名を毎回探すより会計や棚卸しを進めやすくなります。
個人サロンの店販管理には使いやすいが、高度な仕入れ管理は別
一般的な店販商品の在庫管理には利用しやすい一方、仕入先管理、自動発注、ロット、使用期限などまで細かく管理したい場合は高機能POSが候補になります。
在庫管理を本格化したい店舗は、スマレジの個人サロン向け解説も比較してみてください。
iPhone・iPad・パソコンでできることの違い
AirレジはiPhone・iPadを使って日常の会計を行えます。一方、大量データの一括処理などではパソコンのバックオフィスを使う場面があります。
iPhone・iPadで行える主な操作
- 商品・メニューの注文入力
- 会計
- 顧客情報の登録・検索
- 在庫数の確認
- 売上の確認
- レシート・領収書の発行
- レジ担当者の選択
カウンターに置くなら画面の大きなiPad、スペースを抑えたいならiPhoneという選び方もできます。
パソコンを使う主な操作
- CSVファイルのダウンロード
- 商品情報の一括登録・編集
- 顧客情報の一括登録・編集
- 在庫数の一括編集
- 大量データの確認
「普段の会計はiPhone・iPad、まとめてデータを扱うときはパソコン」と考えると分かりやすいです。
Airペイの決済手数料と対応決済
Airペイは、Airレジと連携してカード・電子マネー・QRコードなどの店頭決済を受け付けられるキャッシュレス決済サービスです。現在は、決済リンクを使ったオンライン決済にも対応しています。
初期費用・月額固定費・振込手数料は0円で、決済が発生したときに決済手数料がかかります。
Airペイの主な決済手数料
| 決済方法 | 主な手数料 |
|---|---|
| Visa・Mastercard・JCB・American Express等 | 通常3.24% |
| 対象カードブランド | 条件を満たし審査通過で2.48% |
| iD・QUICPay等 | 3.24% |
| 交通系電子マネー・楽天Edy | 税抜2.95%(税込3.24%) |
| 主なQRコード決済 | 税抜2.95%(税込3.24%) |
| COIN+ | 税抜0.99%(税込1.08%) |
2.48%は全店舗へ自動的に適用される料率ではありません。
Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discoverについて、それぞれ適用条件を満たしブランドごとの審査を通過した場合に、決済手数料ディスカウントプログラムが適用されます。
年間決済額などの条件もブランドごとに異なるため、申込み前に最新条件を確認してください。
Airペイの手数料を詳しく確認したい方は、Airペイの手数料一覧|2.48%の条件・消費税・QR決済・振込まで解説で整理しています。
ほかのサービスとも比べたい場合は、個人サロンにおすすめのキャッシュレス決済端末5選、月額費用と決済手数料を売上別に比較したい場合はキャッシュレス決済手数料比較も参考にしてください。
カード・電子マネー・QRコードに幅広く対応
Airペイでは、クレジットカードだけでなく交通系電子マネー、iD、QUICPay、PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイなど幅広い決済手段をまとめて導入できます。
お客様によって支払方法が違う個人サロンでは、複数の決済サービスを別々に管理する手間を減らしやすくなります。
Airペイ タッチは対応iPhoneだけで使える
Airペイ タッチでは、対応するiPhoneを使って対象カードブランドのタッチ決済を受け付けられます。
カードリーダーの到着を待たずに利用開始できる場合がある一方、電子マネーやQRコード決済まで幅広く受け付けるなら通常のAirペイも確認しておきましょう。
Airペイには決済リンク・定期決済のオンライン機能もある
Airペイには店頭決済とは別に、決済リンクをお客様へ送り、オンラインでカード決済を受け付ける機能もあります。
1回ずつ支払ってもらう都度決済に加えて、月謝や会費などに使える定期決済にも対応しています。電話やSNSで予約を受けたあとに来店前の決済リンクを送るなど、サロンでも活用を検討できます。
一方、Airペイのオンライン決済はAirレジとの連携には対応していません。店頭Airペイのように、決済結果がAirレジへ連携される仕組みではない点には注意が必要です。
手数料3.24%、月1回の入金、定期決済の仕組みや回数券の注意点については、Airペイ オンライン決済の手数料・使い方を詳しく解説した記事でまとめています。
店頭決済の入金は月6回または月3回
Airペイ・Airペイ タッチの売上は、登録する金融機関によって入金回数が変わります。
| 金融機関 | 入金回数 |
|---|---|
| みずほ銀行 | 月6回 |
| 三菱UFJ銀行 | 月6回 |
| 三井住友銀行 | 月6回 |
| 上記以外の金融機関 | 月3回 |
Airペイアプリで受け付けたQRコード決済には、通常のAirペイと同じ入金サイクルが適用されます。一方、Airペイ QRアプリで受け付けた取引は月1回入金で、売上の管理先も通常のAirペイとは異なります。両者の違いは、Airペイ QRと通常のAirペイの違い・手数料・入金を解説した記事で詳しく整理しています。
なお、Airペイのオンライン決済は店頭決済とは入金・売上管理が別で、通常は月1回の入金です。店頭Airペイの月3回・月6回の入金サイクルは、オンライン決済には適用されません。
カードリーダー0円には適用条件がある
Airペイでは、0円スタートプログラムの条件を満たす新規申込者について、カードリーダー1台の貸与料金が0円になります。
- Airペイへの新規申込みであること
- 申込月の6か月後の月末までに審査を通過すること
- 新規申込みの1台目であること
- プログラム実施期間中に条件を満たすこと
現在のカードリーダー貸与料金は27,720円(税込)で、条件を満たすと1台目が0円になります。プログラムは変更・終了する可能性があるため、申込み時には最新条件を確認してください。
カードリーダーの購入と貸与の違いや、2台目・交換時の料金、新型と旧型の特徴については、Airペイのカードリーダーを詳しく解説した記事で紹介しています。
キャッシュレス決済まで導入する場合は、Airペイの最新手数料とカードリーダーの条件も合わせて確認しておきましょう。
AirレジとAirリザーブはどこまで連携できる?
AirレジとAirリザーブを組み合わせると顧客情報を共有できます。
ただし、予約管理と会計が完全に一体化するわけではありません。
共有できるのは顧客の基本情報
Airリザーブで登録された顧客を、Airレジで決済する際に選択できます。
同じ顧客情報を両サービスへ何度も入力する負担を減らせるのはメリットです。
一方、予約日時、予約メニュー、担当者、料金などがAirレジの会計へそのまま自動反映されるわけではありません。
Airリザーブのオンライン決済とAirペイの決済機能はどう違う?
AirリザーブとAirペイにはどちらもオンラインでカードを扱う機能がありますが、利用する場面や仕組みが異なります。
| 決済方法 | 主な仕組み | Airレジとの関係 |
|---|---|---|
| Airリザーブのオンライン決済 | 予約時にカードを登録・与信確保し、来店時に実際の利用金額を決済 | 予約システム側のオンライン決済機能 |
| Airペイの店頭決済 | 来店時にカード・電子マネー・QRコードなどで決済 | Airレジと連携可能 |
| Airペイのオンライン決済 | 決済リンクによる都度決済・定期決済 | Airレジとは連携不可 |
ネット予約とカード情報を結びつけて管理したい場合は、Airリザーブのオンライン決済が候補になります。一方、電話やSNSなどで受けた予約にあとから決済リンクを送りたい場合や、月謝・会費を定期決済したい場合は、Airペイのオンライン決済という選択肢があります。
店頭で会計する場合は、AirレジとAirペイを連携することで会計金額を引き継げます。オンライン決済についてはAirレジ連携の対象外なので、同じAirブランドでも管理方法が異なる点を押さえておきましょう。
Airペイのオンライン決済については、Airペイ オンライン決済の手数料・定期決済・Airレジ連携を解説した記事で詳しく紹介しています。
他社予約システムを使う場合
STORES予約、Square予約、RESERVA、HOT PEPPER Beautyなどを使っている場合も、Airレジとの自動連携が公式に案内されているかを個別に確認する必要があります。
予約システム側で予約を確認し、来店時にAirレジで会計するという分離運用でも問題なければ、予約システムとPOSレジを別々に選べます。
予約管理そのものから見直したい方は、一人サロンにおすすめの予約システム4選も参考にしてください。
Airレジのデメリット・導入前に知っておきたい点
Airレジは固定費を抑えやすいPOSレジですが、サロン専用システムではありません。
予約から会計まで一つの画面で完結するわけではない
AirレジとAirペイは会計金額を連携できますが、Airリザーブの予約内容まで会計画面へ自動反映されるわけではありません。
予約と会計を一体化したい店舗は、Squareなどほかの選択肢も比較しましょう。
美容カルテとしては機能が限られる
顧客基本情報、メモ、会計履歴は残せますが、施術写真や問診票などを管理する美容カルテ専用UIではありません。
顧客名簿をCSVで自由に書き出す用途には制限がある
顧客情報の一括登録には対応していますが、顧客名簿そのものを自由にCSV出力したい店舗は、必要なデータを事前に確認しておきましょう。
スタッフ別売上には会計時の担当者選択が必要
予約担当者が自動で会計担当者として登録されるわけではないため、会計時に担当者を選択する運用が必要です。
CSVや一括編集にはパソコンを使う場面がある
日常の会計はiPhone・iPadで行えますが、商品・顧客の一括登録、CSV出力などはパソコンのバックオフィスを使う場面があります。
高度な在庫・仕入れ管理は高機能POSの領域
店販商品の在庫管理には使えますが、仕入先管理、自動発注、ロット管理などまで求める場合は、スマレジなどの高機能POSも候補になります。
カードリーダー0円は条件付き
Airペイのカードリーダーは0円スタートプログラムの適用条件があります。「無条件でもらえる端末」と考えず、申込時の最新条件を確認してください。
AirレジとSquare・STORES・スマレジの違い
| サービス | 特徴 | 向いているサロン |
|---|---|---|
| Airレジ | 基本POS機能を月額0円で利用 | 固定費を抑えて会計・売上管理を始めたい |
| Square | 予約・POS・決済をSquare基盤でまとめやすい | 予約から決済まで同じブランドへ寄せたい |
| STORES | 予約・レジ・決済・ネットショップを展開 | STORES予約や回数券・月謝も活用したい |
| スマレジ | 顧客・在庫・スタッフ管理などを拡張しやすい | 店舗運営を本格的に管理したい |
Airレジは月額固定費を抑えたいサロン向け
Airレジの強みは、基本的なPOSレジ機能を月額0円で使えることです。
まずは会計と売上を整え、必要になった機能だけ別サービスで追加したい店舗に向いています。
予約との連携を重視するならSquareも比較
予約、POSレジ、キャッシュレス決済を同じSquare基盤へ寄せたい場合は、Squareも比較候補になります。
Square POSレジの個人サロン向け解説も参考にしてください。
回数券や月謝まで扱うならSTORESも比較
STORES予約を中心に、回数券・月謝やレジ、決済、ネットショップまで広げたい店舗はSTORESとの相性を確認しておきましょう。
STORESレジの個人サロン向け解説も参考になります。
店販・在庫・スタッフ管理を本格化するならスマレジ
店販商品が多い店舗、スタッフ数が増えてきた店舗、高度な分析や在庫管理を重視する店舗では、スマレジも候補になります。
Airレジが向いているサロン・ほかのサービスが向いているサロン
Airレジが向いているサロン
- 毎月のPOSレジ固定費を抑えたい
- まず会計と売上管理を整えたい
- 店販商品の簡単な在庫管理をしたい
- Airペイを使いたい
- iPhone・iPad中心で運用したい
- 予約システムとPOSレジを別々に選んでも問題ない
ほかのサービスが向いているサロン
- 予約から会計まで一体化したい
- 美容カルテを重視する
- 回数券・月謝の残数まで管理したい
- 複雑な歩合や勤怠管理までまとめたい
- 高度な仕入れ・在庫管理が必要
- 複数予約媒体を一元管理したい
Airレジは「何でも一つで完結するPOS」ではありません。
その代わり、必要十分な会計機能を月額0円から始められるところに強みがあります。
Airレジについてよくある質問
Airレジは本当に月額無料ですか?
はい。Airレジ本体は初期費用・月額費用・サポート費用0円で利用できます。
ただし、iPhone・iPadや周辺機器を新しく購入する費用、Airペイの決済手数料、Airリザーブなど別サービスの有料プランは別です。
Airレジだけでクレジットカード決済はできますか?
Airレジ単体ではキャッシュレス決済を受け付けません。Airペイなどの決済サービスを組み合わせます。
Airペイでオンライン決済はできますか?
はい。Airペイには、決済リンクを送る都度決済と、月謝・会費などに使える定期決済があります。
オンライン決済はクレジットカードに対応していますが、Airレジとの連携には対応していません。詳しくは、Airペイ オンライン決済の詳しい解説をご覧ください。
AirレジはiPhoneだけでも使えますか?
対応するiPhoneでAirレジを利用できます。ただし、画面サイズや利用する周辺機器によってはiPadのほうが店舗レジとして使いやすい場合があります。
Airレジで顧客管理はできますか?
顧客の基本情報、メモ、顧客に紐付いた会計履歴を管理できます。
Airレジを美容カルテとして使えますか?
顧客メモとして使うことはできますが、施術写真や問診票などを扱う美容カルテ専用システムと同じ機能ではありません。
Airレジでスタッフ別売上を見られますか?
会計時にレジ担当者を設定し、担当者別の実績確認へ活用できます。予約担当者が自動で会計担当者として反映されるわけではないため、運用ルールを決めておくと安心です。
Airリザーブの予約情報はAirレジへ自動反映されますか?
顧客情報の共有には対応していますが、予約日時、予約メニュー、担当者、料金などがそのままAirレジの会計へ自動反映されるわけではありません。
Airペイのカードリーダーは無料ですか?
0円スタートプログラムの適用条件を満たす新規申込みでは、カードリーダー1台の貸与料金が0円になります。プログラムは変更・終了する可能性があるため、申込時に公式条件を確認してください。
HOT PEPPER Beautyなどの予約媒体と連携できますか?
Airレジの公式連携情報で、自動的な予約データ連携が案内されていないサービスもあります。利用中の予約サービスごとに連携範囲を確認し、必要であれば予約画面を見ながらAirレジで会計する運用を想定しておきましょう。
まとめ|月額・初期費用0円で会計を始めたい個人サロンに向く
Airレジは、初期費用・月額費用・サポート費用0円で基本的なPOSレジ機能を使えるため、固定費を抑えて会計環境を整えたい個人サロンに向いています。
施術メニューや店販商品の会計、売上管理、顧客メモ、在庫管理まで扱えるので、一人サロンで最初に導入するPOSレジとしても検討しやすいでしょう。
一方、iPhone・iPadや周辺機器を新しく用意する場合は費用がかかります。Airペイを使えば決済手数料も発生します。「Airレジが無料」という言葉だけで判断せず、店舗全体で必要になる費用まで見ておくことが大切です。
また、Airリザーブと顧客情報は共有できますが、予約内容がそのまま会計へ自動反映されるわけではありません。予約・会計・決済をどこまでまとめたいのかによって、Square、STORES、スマレジなどとの比較も必要になります。
会計と売上管理をできるだけ低コストで整えたい。そんな個人サロンなら、Airレジは有力な候補です。
まず月額0円のAirレジで何ができるかを確認し、自分のサロンに必要な周辺機器まで含めて導入イメージを整理してみましょう。


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