施術中に鳴る予約電話、閉店後に返すLINEやInstagramのDM、予約表への転記、顧客情報の整理、会計、店販商品の在庫確認。
一人でサロンを運営していると、ひとつひとつは小さな作業でも、積み重なるにつれて営業時間や休憩時間を静かに削っていきます。
Square予約は、こうした予約管理の負担を減らせる予約システムです。月額0円のフリープランが用意されており、ネット予約だけでなく、顧客管理やSquare POSレジ、キャッシュレス決済とも組み合わせられます。
そこで、導入前に気になるのは料金です。
本当に無料で使い続けられるのか、予約数が増えたら有料になるのか、決済手数料や端末代を含めると実際にはいくらかかるのか、有料のプラスやプレミアムはどんな店舗に必要なのか。
Square予約の料金は、単に「0円・3,000円・8,000円」と並べるだけでは判断しにくい部分があります。月額料金とは別に決済手数料があり、店頭で専用端末を使う場合は端末代もかかるためです。
この記事では、Square予約のフリー・プラス・プレミアムの違い、無料プランで使える機能、決済手数料、端末代、無料トライアル、解約方法まで整理します。
一人サロンや個人美容室でどのプランを選べばよいのか、自分の店舗に置き換えながら確認してみてください。
Square予約の料金は月額0円・3,000円・8,000円
Square予約には、フリー・プラス・プレミアムの3つのプランがあります。
| 比較項目 | フリー | プラス | プレミアム |
|---|---|---|---|
| 月額料金 | 0円 | 3,000円/店舗 | 8,000円/店舗 |
| 店舗数 | 1店舗 | 複数店舗 | 複数店舗 |
| 予約件数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
| 顧客登録数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
| スタッフアカウント数 | 上限なし | 上限なし | 上限なし |
| 複数スタッフを対象にした予約 | ― | 対応 | 対応 |
| Googleカレンダー同期 | ― | 対応 | 対応 |
| 無連絡キャンセル防止対策 | ― | 対応 | 対応 |
| 勤怠・スケジュール管理 | ― | ― | 対応 |
| 歩合給 | ― | ― | 対応 |
| リソース管理 | ― | ― | 対応 |
| 向いている店舗 | 一人サロン、1店舗 | 複数スタッフ、キャンセル対策重視 | 勤怠・歩合・設備管理まで必要 |
一人サロンや1店舗の個人店で、基本的なネット予約と顧客管理ができればよいなら、まずはフリープランが候補です。
複数スタッフを対象に予約を受け付けたい、Googleカレンダーと同期したい、無断キャンセル対策をしたい場合はプラス、勤怠や歩合給、施術ベッドや個室などの設備管理までまとめたい店舗はプレミアムを検討します。
高いプランを選ぶことが大切なのではなく、店舗で実際に使う機能が含まれているかを見極めることが大切です。
なお、上記の月額料金とは別に、キャッシュレス決済を使った場合は決済手数料が発生します。店頭で専用の決済端末を使う場合は、端末購入費も必要です。
Square予約の最新料金と無料プランを公式サイトで確認する
Square予約のフリープランはどこまで無料?
Square予約の料金を確認するとき、まず押さえておきたいのがフリープランです。
無料プランと聞くと、「使えるのは開業直後だけではないか」「予約数が増えたらすぐ有料になるのではないか」と感じるかもしれません。
Square予約のフリープランは、条件が合えば開業直後だけでなく、その後も継続して使える内容になっています。
予約件数と顧客登録数は無制限
Square予約のフリープランは、1つのSquareアカウントにつき1店舗という制限がありますが、予約件数と顧客登録数は無制限です。
月50件、100件と予約が増えても、予約件数だけを理由に有料プランへ変更する必要はありません。
開業直後は予約が少なくても、口コミや紹介を通じて少しずつ来店数が増えていくことがあります。予約数が増えるたびに上位プランを気にしなくてよい点は、固定費を抑えたい店舗にとって安心材料になるでしょう。
スタッフアカウント数にも上限はありません。
ただし、スタッフを複数登録できることと、複数スタッフを組み合わせた予約機能を無料で使えることは別です。
複数スタッフを対象にした予約など、一部のスタッフ管理機能はプラス以上が対象となります。
無料で使える主な予約機能
フリープランでも、基本的なネット予約機能を利用できます。
主な機能は次のとおりです。
- 24時間のオンライン予約
- Squareネット予約専用サイト
- iOS・Androidアプリでの予約管理
- 予約可能日時の設定
- 個人予定の時間枠ブロック
- 繰り返し予約
- メール・SMSによる自動リマインダー
- Googleからの予約
- Instagram連携
- 「今すぐ予約」ボタン
- 予約サイト専用QRコード
- SEOツール
施術中に電話へ出られなくても、お客様は空いている時間を確認して予約できます。
閉店後にDMを一件ずつ確認し、空き状況を伝え、予約表へ転記する作業も減らせるでしょう。予約のやり取りが複数の場所に分かれていると、確認漏れやダブルブッキングの原因にもなります。
予約システムは、単にネットから予約を受け付けるための道具ではありません。
施術や接客に集中できる時間を確保するための、店舗運営を支える仕組みです。
顧客メモや在庫管理も無料プランから使える
Square予約のフリープランでは、予約受付だけでなく、顧客管理や商品・在庫管理に関する機能も利用できます。
主な内容は次のとおりです。
- 顧客プロフィール
- 顧客グループ
- 顧客メモ・申し送り
- 予約・売上履歴
- 顧客情報のインポート
- 文書・ファイル添付
- 商品登録数無制限
- 在庫数
- 在庫少アラート
- 商品カテゴリ
- 売上レポート
- レポートのエクスポート
美容室やネイルサロンでは、施術だけでなく、シャンプー、トリートメント、ネイルオイル、ホームケア用品などの店販商品を扱うことがあります。
予約は予約表、会計はレジ、在庫は別の表計算ソフトという状態では、同じ情報を複数の場所へ入力する手間が発生します。
Square予約は、Square POSレジやSquare決済と組み合わせることで、予約、顧客、会計、商品在庫を同じSquareの環境で扱いやすい点が特徴です。
ただし、顧客メモやファイル添付に対応していても、美容カルテ専用システムと同じ操作性とは限りません。
写真カルテ、施術記録のテンプレート、同意書管理などを重視する場合は、無料プランで実際の画面を確認するのが確実です。
フリープランでは使えない主な機能
フリープランの機能は広いものの、すべてが使えるわけではありません。
主に次の機能は、有料プランが対象です。
- 複数店舗管理
- 複数スタッフを対象にした予約
- Googleカレンダー同期
- メール・SMSによる自動予約確認
- 無連絡キャンセル防止対策
- 1日あたりの予約数上限
- 対応時間の詳細設定
- 勤怠管理
- スケジュール管理
- 歩合給
- リソース管理
予約受付と顧客管理が中心なら、フリープランでも十分に使える可能性があります。
一方、スタッフ運用やキャンセル対策、店舗設備まで予約に組み込みたい場合は、有料プランが必要です。
フリー・プラス・プレミアムの違い
ここからは、各プランがどのような店舗に向いているかを見ていきます。
機能表だけでは、実際の運用を想像しにくいものです。自分の店舗で何に困っているのか、その悩みを解決できるプランかどうかを基準に判断しましょう。
フリープラン|一人サロンや1店舗なら最初に試したい
フリープランは、月額0円で利用できます。
向いているのは、次のような店舗です。
- 一人で運営している
- 1店舗のみ
- 基本的なネット予約ができればよい
- 予約件数が多く、上限を気にしたくない
- 顧客メモや予約履歴を残したい
- 商品・在庫管理も始めたい
- 月額固定費を抑えたい
無料だから最低限の機能しかないと思っていると、少し意外かもしれません。
予約受付、リマインダー、顧客メモ、ファイル添付、商品登録、在庫管理など、1店舗のサロンで使いやすい機能が幅広く含まれています。
反対に、次のような店舗では足りない可能性があります。
- Googleカレンダーと同期したい
- 複数スタッフを対象に予約を受けたい
- 無断キャンセル料を設定したい
- 複数店舗をまとめて管理したい
- 勤怠や歩合給まで管理したい
一人サロンでまずネット予約を始めたい場合は、最初から有料プランへ入る必要はありません。
フリープランで予約ページを作り、実際の予約操作や管理画面を確認したうえで、不足する機能が見えてから上位プランを検討する進め方が現実的です。
プラス|複数スタッフと無断キャンセル対策が必要な店舗向け
プラスは、月額3,000円/店舗です。
フリープランの機能に加えて、次のような機能が利用できます。
- 複数店舗管理
- 複数スタッフを対象にした予約
- Googleカレンダー同期
- メール・SMSによる自動予約確認
- 無連絡キャンセル防止対策
- 1日あたり受付できる予約数の上限設定
- 対応時間の設定
一人サロンでも、Googleカレンダーで私用の予定や外出を管理している場合は、プラスを検討する余地があります。
美容室やネイルサロンでスタッフが複数いる場合、複数スタッフを対象に予約を受け付けられることも重要です。
特に注目したいのが、無連絡キャンセル防止対策です。
一人サロンでは、1件の無断キャンセルが半日分の売上に影響することもあります。空いた時間をあとから売り直すことはできず、たった1件とはいえ小規模な店舗には重い空白になります。
Square予約では、キャンセルポリシーの設定やカード情報の保存、無連絡キャンセル手数料などが案内されています。
無連絡キャンセル対策を使う場合は、プラス以上が対象です。
月額3,000円は固定費ですが、無断キャンセルによる損失を一度防げれば、費用以上の意味を持つ店舗もあるでしょう。
ただし、キャンセル料をどのように請求するか、顧客からどう同意を得るか、自動請求か手動請求かといった細かな運用は、最新の公式ヘルプで確認してください。
プレミアム|勤怠・歩合給・設備管理までまとめたい店舗向け
プレミアムは、月額8,000円/店舗です。
プラスの全機能に加えて、次のようなスタッフ・店舗管理機能が利用できます。
- Squareアクセスプラス
- 勤怠管理
- スケジュール管理
- 歩合給
- 売上高人件費比率レポート
- リソース管理
リソース管理とは、施術ベッド、個室、設備、機器などを予約と連動させるための機能です。
たとえば、スタッフの空き時間だけでなく、施術ベッドや機器が空いているかまで確認しながら予約を受け付けたい店舗に向いています。
複数スタッフが働く美容室、ベッド数に限りがあるエステ、個室を使い分けるサロンなどでは候補になるでしょう。
歩合給や勤怠までSquareでまとめたい場合も、プレミアムが対象です。
一方、一人サロンでは利用しない機能が多くなる可能性があります。
高いプランほど安心なのではなく、毎日の運用で使う機能があるかどうかを基準に判断してください。
個人サロンならどのプランを選ぶ?
迷ったときは、次の基準で考えると分かりやすくなります。
一人運営・1店舗・基本的なネット予約ができればよい
→フリープランが第一候補です。
スタッフが複数いる、Googleカレンダーと同期したい、無断キャンセル対策を使いたい
→プラスを検討します。
勤怠、歩合給、施術ベッドや設備まで管理したい
→プレミアムが候補です。
小規模な店舗であれば、今の店舗に必要な機能から始め、足りなくなったときに上位プランへ変更していく方法で問題ありません。
将来使うかもしれない機能のために、最初から固定費を増やす必要はないでしょう。
Square予約の決済手数料
Square予約の月額料金と、Square決済の手数料は別です。
フリープランが月額0円でも、キャッシュレス決済を利用した売上には手数料がかかります。
また、決済方法によって料率が異なります。
店頭での対面決済は2.5%~
店頭でSquareを使って対面決済を受け付ける場合、決済手数料は2.5%~です。
ただし、2.5%はすべての決済に適用されるわけではありません。
年間キャッシュレス決済額が3,000万円未満であることや、対象となる主要カードブランドでの対面決済など、適用条件があります。
条件外では、3.25%~または個別の手数料が適用される場合があります。そのため、「Squareの手数料は一律2.5%」とは考えないほうが安全です。
対応ブランド、年間決済額、決済方法によって異なるため、導入前に公式サイトの最新条件を確認してください。
予約時のオンライン前払いは3.6%
Square予約で、予約時にオンライン前払いを受け付ける場合の手数料は3.6%です。
クレジットカードに加えて、Apple PayやGoogle Payなどの利用が案内されています。
事前決済を導入すると、来店時の会計時間を短くしやすくなります。
施術後にレジを開き、カード端末を用意し、決済を待つ時間は数分でも、予約が続く日は積み重なります。会計が早く終われば、次のお客様を迎える準備にも余裕が生まれるでしょう。
無断キャンセル対策としても利用できます。
すべての予約を事前決済にする必要はないので、高単価メニュー、新規のお客様、キャンセルが発生しやすいメニューだけに使うなど、店舗に合った運用を検討してください。
保存済みカード・手入力・無連絡キャンセル手数料は3.75%
カード番号を手入力する決済、保存済みカードを使う決済、無連絡キャンセル手数料などには、3.75%の手数料が案内されています。
オンライン前払いの3.6%、店頭対面決済の2.5%~とは異なります。
無連絡キャンセル手数料を設定する場合は、手数料だけでなく、顧客の同意、キャンセルポリシーの表示、請求方法、返金条件も確認しておきましょう。
月額料金と決済手数料は分けて考える
Square予約の費用は、次の3つに分けると分かりやすくなります。
- 予約システムの月額料金
- 売上に応じて発生する決済手数料
- 必要に応じて購入する決済端末
フリープランが月額0円でも、決済を使えば手数料は発生します。
反対に、予約受付だけを利用し、店頭では現金会計を続けるなら、決済手数料はかかりません。
また、Square予約の有料プランへ入っても、決済手数料が無料になるわけではありません。
自店で見るべきなのは、月額料金だけではなく、キャッシュレス決済の売上額やオンライン前払いの利用件数です。
Square予約と決済手数料の最新条件を公式サイトで確認する
Square予約の初期費用と端末代
Square予約は月額0円から利用できます。
ただし、店頭でキャッシュレス決済を受け付ける場合、専用端末を購入することがあります。
予約機能だけなら決済端末は不要
Square予約を利用するために、必ず決済端末を買う必要はありません。
ネット予約の受付や顧客管理だけであれば、端末なしでも始められます。
無料プランを試す段階で、最初から数万円の機器を購入する必要はありません。
まず予約ページを作り、実際に予約を受け付けてみたうえで、必要になった段階で店頭決済やPOSレジを追加できます。
Squareの主な決済端末と価格
2026年6月13日時点で公式サイトに表示されている主な端末価格は、次のとおりです。
| 端末 | 価格 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| Square リーダー(第2世代) | 4,980円 | スマートフォンやタブレットと接続して使う |
| Square スタンド | 29,980円 | 対応iPadをPOSレジ・決済端末として使う |
| Square ターミナル | 39,980円 | 決済、暗証番号入力、レシート印刷まで一体型 |
| Square ハンディ | 44,980円 | ポケットサイズのPOSレジ |
| Square レジスター | 99,980円 | デュアル画面のオールインワンPOSレジ |
Square リーダーは、手持ちのスマートフォンやタブレットと組み合わせて使う、比較的シンプルな端末です。
一人サロンで、レジ周りの場所を取りたくない場合にも候補になります。
Square ターミナルは、決済受付、暗証番号入力、レシート印刷まで一体化しているため、スマートフォンとは別に会計専用の端末を置きたい店舗向けです。
Square スタンドは対応iPadが必要になるなど、端末によって別途用意する機器や条件が異なります。
価格やキャンペーンも変更される可能性があるため、購入前に公式サイトで確認してください。
スマートフォンのタッチ決済なら端末なしで始められる場合もある
対応するスマートフォンでは、専用カードリーダーを使わずにタッチ決済を受け付けられる場合があります。
一人サロンで会計件数がそれほど多くない場合や、レジ周りをすっきりさせたい場合には使いやすい選択肢です。
ただし、対応機種、対応する決済ブランド、OSなどに条件があります。
紙のレシートを印刷したい、会計専用端末を置きたい、スタッフ全員が同じ端末を使いたい場合は、専用端末のほうが運用しやすいこともあります。
端末価格だけで決めず、毎日の会計方法に合うかを確認してください。
30日間の無料トライアルと課金の仕組み
Square予約のプラスとプレミアムには、30日間の無料トライアルがあります。
有料機能が必要か迷っている店舗は、実際に試してから判断できます。
プラスとプレミアムを30日間試せる
無料トライアルでは、プラスやプレミアムの対象機能を確認できます。
たとえば、次のような運用を試す機会になります。
- 複数スタッフ予約
- Googleカレンダー同期
- 無連絡キャンセル対策
- 勤怠管理
- 歩合給
- リソース管理
料金表を見ているだけでは、機能が必要かどうか判断できないことがあります。
Googleカレンダーと同期できることや、複数スタッフ予約に対応していることが分かっても、実際の設定画面が自分にとって使いやすいかどうかは別の問題です。
毎日触る画面だからこそ、無料期間中に確認しておきたいところです。
トライアル終了後に必ず自動課金されるとは限らない
現時点の公式情報では、無料トライアル終了後も有料プランを継続する場合、Squareデータの「料金とサブスクリプション」から登録する仕組みが案内されています。
有料プランへ登録した場合でも、30日間の無料トライアルが終了するまでは料金は発生しません。
トライアル終了後、登録済みであれば月額料金が発生します。
ただし、申込み画面や課金条件は変更される可能性があるため、無料トライアルを始める際は、管理画面に表示される終了日、登録状況、次回請求日を確認してください。
無料期間終了後の請求が心配な場合でも、開始時に課金条件を確認しておくだけで、安心感は大きく変わります。
無料トライアル中に確認したいこと
30日間で、次の点を確認しておくと判断しやすくなります。
- 予約ページを作りやすいか
- お客様側の予約画面が分かりやすいか
- スタッフ別の予約設定ができるか
- Googleカレンダーと正しく同期するか
- キャンセルポリシーを店舗で運用できるか
- スマートフォンから管理しやすいか
- 毎日の作業が本当に減るか
機能表で対応と書かれていても、実際の運用で使いやすいとは限りません。
できるかどうかと、続けやすいかどうかは、似ているようで全然違うものです。
Square予約の解約・ダウングレード
Square予約の有料プランは、Squareデータの「料金とサブスクリプション」から管理できます。
有料プランはいつでもキャンセルできる
公式ヘルプでは、サブスクリプションはいつでもキャンセルできると案内されています。
月初に当月分が課金され、月途中でキャンセルした場合は翌月からサービスが停止します。
キャンセルした月の末日までは、有料機能を利用できます。
解約金もないとされています。
STORES予約のように年契約や最低契約期間がある料金体系と比べると、Square予約は有料プランを試しやすい設計です。
ただし、月途中でキャンセルした場合の日割り返金については、今回確認した公開情報だけでは明確に断定できません。
返金の有無や次回請求日は、管理画面または公式サポートで確認してください。
無料プランへ戻すこともできる
プラスやプレミアムから、フリープランへダウングレードすることもできます。
ダウングレードした場合、その月の請求サイクル末日に有料機能が削除されるとされています。
無料プランへ戻す前に、次の点を確認しておきましょう。
- Googleカレンダー同期への影響
- 無断キャンセル対策の設定
- スタッフ管理機能
- 勤怠・歩合給のデータ
- リソース管理の設定
- 有料機能で作成した内容の扱い
Squareアカウント自体の削除と、Square予約の有料プランをキャンセルすることも別です。
予約や顧客データを残しながら無料プランへ戻したい場合は、アカウント削除ではなくサブスクリプションの変更を行います。
一時停止できる場合もある
Squareの一部サービスでは、最長3か月の一時停止が可能と公式に記載があります。
一時停止期間が終わると、自動的に再開されます。
ただし、Square予約で利用できる条件や対象プランは変更される可能性があります。
長期休業、産休、改装などで一時的に有料機能を止めたい場合は、管理画面または公式サポートで確認してください。
Square予約の料金で注意したい点
Square予約は無料から始めやすいサービスですが、料金面で誤解しやすいところもあります。
契約後に「思っていたのと違った」とならないよう、先に確認しておきましょう。
月額0円でも決済手数料はかかる
フリープランの月額料金は0円です。
ただし、キャッシュレス決済を利用した売上には決済手数料がかかります。
無料なのは予約システムの月額料金であり、決済まで無料という意味ではありません。
予約受付だけを使うのか、オンライン前払いも使うのか、店頭でキャッシュレス決済を受け付けるのか。
どこまでSquareにまとめるかによって、実際の費用は変わります。
フリープランは1店舗まで
フリープランは、1つのSquareアカウントにつき1店舗です。
店舗を増やす場合は、プラスまたはプレミアムの料金を確認します。
有料プランは店舗単位で課金されるため、2店舗、3店舗と増える場合は、単純な月額料金だけでなく総額も確認してください。
複数店舗を運営している場合、店舗ごとに必要な機能やプランを設定できるかについては、申込み前に公式情報を確認するのが安全です。
スタッフ数無制限でも、すべてのスタッフ機能が無料ではない
Square予約は、フリープランでもスタッフアカウント数に上限がないと案内されています。
ただし、複数スタッフを対象にした予約はプラス以上です。
勤怠、スケジュール管理、歩合給などはプレミアムが対象となります。
「スタッフを登録できる」と「スタッフ運用をすべて無料で管理できる」は別なので、美容室や複数人のサロンでは、スタッフ数ではなく使いたい機能を基準にプランを選びましょう。
LINEの標準連携は公式情報で確認できない
Square予約では、Googleからの予約やInstagram連携が案内されています。
一方、LINE公式アカウントとの標準的な直接連携は、今回確認した公式情報では明確にできませんでした。
LINEから予約を受け付けたい店舗は、最新のSquare公式情報やサポートへ確認してください。
LINE予約を重視する場合は、STORES予約など他の予約システムも比較する価値があります。
回数券の管理方法は導入前に確認
Squareでは、一定の条件を満たせば回数券代のカード決済を受け付けられる場合があります。
ただし、回数券の残数、有効期限、予約時の自動消化などをSquare予約内でどのように管理できるかは、今回確認した公式情報だけでは正確に判断できませんでした。
回数券を中心に運営する整体院やエステでは、導入前に公式サポートへ確認してください。
回数券・月謝管理を重視する場合は、STORES予約などのサービスも比較しておくと判断しやすくなります。
月額料金や決済手数料だけでなく、LINE連携、外部予約媒体との同期、回数券・カルテの扱いまで確認してから導入したい方は、Square予約のデメリット記事も参考にしてください。
Square予約はどんなサロンに向いている?
Square予約は、予約管理だけでなく、会計や商品在庫までまとめたい店舗に向いています。
業種ごとの相性を見ていきましょう。
一人サロン
一人サロンでは、予約対応、施術、会計、SNS、顧客管理まで一人で行います。
管理画面が増えるほど、同じ情報を何度も入力する場面も増えていきます。
Square予約が一人サロンに向いている主な理由は次のとおりです。
- 1店舗なら月額0円
- 予約件数無制限
- 顧客登録数無制限
- 顧客メモ・ファイル添付
- 商品・在庫管理
- Square POSレジ、Square決済との連携
- Google・Instagramからの予約導線
予約数が増えても、予約件数を理由に有料プランへ上げなくてよい点は、一人サロンにとって使いやすい特徴です。
予約と会計を別々のサービスに分けたくない場合にも向いています。
一方、LINE予約や回数券・月謝管理を最優先したい場合は、他社サービスも比較したほうがよいでしょう。
美容室
美容室では、予約管理だけでなく、スタッフ指名、店販商品、会計、勤怠、歩合給なども重要です。
Square予約では、複数スタッフを対象にした予約がプラス以上、勤怠・歩合給・リソース管理はプレミアムで利用できます。
店販商品の在庫管理やSquare POSレジとの連携もあるため、予約後の会計までまとめたい美容室には相性があります。
スタッフ型の美容室では、フリープランで十分とは限りません。
複数スタッフ予約だけでよいのか、勤怠や歩合給までまとめたいのかによって、プラスとプレミアムを選び分けましょう。
ネイルサロン
ネイルサロンでは、Instagramからの予約、事前決済、無断キャンセル対策、顧客メモ、店販商品の在庫管理などが重要です。
Square予約は、Instagram連携を全プランで利用でき、予約時のオンライン前払いにも対応しています。
プラス以上なら、無連絡キャンセル防止対策も利用できます。
長時間の予約枠が多いネイルサロンでは、1件の無断キャンセルによる損失が大きくなりがちです。そのため、キャンセル対策のためにプラスを選ぶ考え方もあります。
顧客メモやファイル添付は無料プランから使えますが、写真カルテ専用システムと同じ操作性とは限りません。
施術写真を時系列で見たい、部位ごとに整理したい場合は、実際の管理画面で確認してください。
Square予約が向いていない可能性がある店舗
次のような店舗では、Square予約以外のサービスも比較したほうがよいでしょう。
- LINE予約を最優先したい
- 回数券・月謝を予約システム内で細かく管理したい
- 美容カルテ専用機能が必要
- 複数店舗だが月額料金をかけたくない
- 予約受付だけの非常にシンプルなシステムを求めている
- Squareの決済・POS機能を使う予定がない
Square予約は、予約・決済・POS・在庫をまとめられることが強みです。
ただし、すべての店舗に同じ機能が必要なわけではありません。
電話予約を減らせれば十分なのか、回数券を管理したいのか、LINEから予約を受けたいのか。
目的が違えば、選ぶサービスも変わります。
Square予約と他社の料金を簡単に比較
Square予約の特徴をつかむため、STORES予約、Airリザーブ、RESERVAと簡単に比較します。
| サービス | 無料プラン | 無料プランの予約件数 | 最安有料プラン | オンライン前払い | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| Square予約 | あり | 無制限 | 月額3,000円/店舗 | 3.6% | POS・決済・在庫管理 |
| STORES予約 | あり | 月50件 | 年契約表示で月額9,790円 | 4.9%+99円 | 回数券・月謝・LINE |
| Airリザーブ | あり | 公式条件を確認 | 月額5,500円 | 3.24% | シンプルな予約管理 |
| RESERVA | あり | 月50件 | 年払い月額3,850円 | 4.9% | 多機能・細かな設定 |
Square予約は、無料プランの予約件数と顧客登録数が無制限で、POSレジや商品・在庫管理へつなげやすい点が特徴です。
STORES予約は、回数券・月謝、LINE連携などを重視する店舗向けです。
Airリザーブは、予約受付をシンプルに始めたい店舗、RESERVAは細かな予約ルールや多機能性を重視する場合の候補になります。
どれが一番優れているかではなく、どの業務を軽くしたいかで答えは変わります。
Square予約の料金についてよくある質問
Square予約は本当に無料ですか?
Square予約には月額0円のフリープランがあります。
1店舗限定ですが、予約件数と顧客登録数は無制限です。
ただし、キャッシュレス決済を利用した場合は決済手数料がかかり、専用端末を購入する場合は端末代も必要です。
無料プランに予約件数の上限はありますか?
現時点の公式情報では、Square予約のフリープランは予約件数無制限と案内されています。
予約数が増えても、件数だけを理由に有料プランへ変更する必要はありません。
無料プランでスタッフを何人登録できますか?
スタッフアカウント数は上限なしと案内されています。
ただし、複数スタッフを対象にした予約など、一部のスタッフ機能はプラス以上です。
月額料金以外に何がかかりますか?
キャッシュレス決済を利用した場合は決済手数料がかかります。
店頭対面決済は2.5%~、予約時のオンライン前払いは3.6%、手入力・保存済みカード・無連絡キャンセル手数料は3.75%です。
専用端末を使う場合は端末購入費もかかります。
決済端末を買わなくても使えますか?
Square予約の予約機能だけであれば、決済端末は必須ではありません。
対応スマートフォンのタッチ決済を使える場合もあります。
対応機種や決済ブランドは、公式サイトで確認してください。
プラスとプレミアムは何が違いますか?
プラスは、複数スタッフ予約、Googleカレンダー同期、無連絡キャンセル対策などが対象です。
プレミアムでは、勤怠、スケジュール管理、歩合給、リソース管理など、スタッフ・設備管理の機能が追加されます。
無料トライアル後は自動課金されますか?
現時点の公式情報では、有料プランを継続する場合はSquareデータからサブスクリプション登録が必要と案内されています。
登録済みの場合は、無料トライアル終了後から月額料金が発生します。
申込み時に、終了日や次回請求日を管理画面で確認してください。
有料プランは途中で解約できますか?
有料プランはいつでもキャンセルできると案内されています。
月途中でキャンセルした場合は翌月から停止し、その月の末日までは有料機能を利用できます。
日割り返金の有無は、管理画面や公式サポートで確認してください。
無断キャンセル料を請求できますか?
プラス以上では、無連絡キャンセル防止対策が利用できます。
保存済みカードや無連絡キャンセル手数料には3.75%の決済手数料が案内されています。
請求方法や顧客同意などの詳細は、公式ヘルプで確認してください。
一人サロンならどのプランがおすすめですか?
1店舗で基本的なネット予約、顧客管理、商品・在庫管理を使うなら、まずフリープランが候補です。
Googleカレンダー同期や無断キャンセル対策が必要ならプラスを検討します。
勤怠や歩合給まで必要な一人サロンは多くないため、プレミアムは実際に使う機能があるかを確認して選びましょう。
まとめ|一人サロンなら、まずフリープランから試せる
Square予約には、フリー・プラス・プレミアムの3つのプランがあります。
料金と主な違いを整理すると、次のとおりです。
- フリー:月額0円。1店舗、予約件数・顧客登録数無制限
- プラス:月額3,000円/店舗。複数スタッフ予約、Googleカレンダー同期、無断キャンセル対策
- プレミアム:月額8,000円/店舗。勤怠、歩合給、リソース管理
一人サロンや1店舗の個人店で、基本的なネット予約、顧客管理、商品・在庫管理を使うなら、まずフリープランから始められます。
予約が増えても、件数を理由に有料プランへ上げる必要はありません。
ただし、月額料金とは別に、キャッシュレス決済を使えば決済手数料がかかり、専用端末を使う場合は端末代も必要です。
スタッフ運用、Googleカレンダー同期、無断キャンセル対策が必要になったらプラス、勤怠、歩合給、設備管理までまとめるならプレミアムを検討します。
使わない機能のために、最初から固定費を増やす必要はありません。
まずはフリープランで予約ページを作り、お客様側の予約操作と、自分が毎日使う管理画面の両方を確認してみてください。
予約電話やDM対応に追われる時間を減らし、施術や接客に集中できる時間を守る。
Square予約を導入する目的は、そこにあります。


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